地図よもやま話
第10話 楕円体
| なあなあ、常識問題はつまんないから、そろそろ肥満体の話をしようよ。 | |||
| 肥満体? いきなり自爆ですか? | |||
| 楕円体ですね。 | |||
| そうそう。 | |||
| よく分かりましたね。「体」しか合ってないのに。 | |||
| その前の「ん」も合ってるぞ。で、そもそも楕円体って何だ? | |||
| 楕円を軸の周りに回転させて出来る立体です。 | |||
| あん? 軸って何だ? 何がうれしくて回転なんかさせるんだ? | |||
| もう、話にならんな。要は、球をつぶしたような形ですよ。その楕円体で地球を近似しようということです。 | |||
| 地球は球じゃんか。 | |||
| 厳密に言うと球じゃないんですよ。 | |||
| え? どう見ても球にしか見えんぞ。 | |||
| 見かけは球に見えますが、赤道の方が少しふくらんでるんです。 | |||
| そんなもん、だいたい球ということでええやないか。 | |||
| 近似楕円体の上に緯度経度の線を引いていくわけですから、出来る限り地球と合った形の方がいいんです。 | |||
| それなら、地球じゃなくて地楕円体と呼ぶべきではありますまいか。 | |||
| 勝手に呼べば。 | |||
| でも地球というのは山あり谷ありで凸凹だから楕円体で近似するのは無理があるんじゃないか。 | |||
| そんなもん、だいたい楕円体ということでええやないですか。 | |||
| 攻守ところを変えていますね。 | |||
| とにかく丸い地球をどうやって表現するか昔からみんなが苦労しているんですよ。で、緯度経度と高さで表すのが分かりやすくて、そのために楕円体を定義しているのです。 | |||
| それで、測量法や政令で楕円体の定義をしてるってか? | |||
そうです。測量法の11条に、以下の記述があります。
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| この法律を変える必要があるんだな。どんな楕円体に変えるんだ? | |||
| GRS80と呼ばれている楕円体です。 | |||
| ? 聞くだけ無駄だった。今は何ていう楕円体を使ってるんだっけ。 | |||
| 今の日本測地系は、ベッセル楕円体を採用しています。 | |||
| ベッセル? なんか聞いたことあるな。なんだっけ? | |||
| ベッセルなんて数学やってる人じゃないとあまり聞かないと思いますけどね。 | |||
| ・・・・・・ベッセル神戸! サッカーの。 | |||
| それは、ヴィッセルですよ。 | |||
| 今の時期活躍しているベッセル車! | |||
| それはラッセル車。そんな無理にボケなくても。 | |||
| ボケといえば、昔、「灯台もと暗し」を「東大モトクラシー」という大正デモクラシーの親戚のようなものだと思ってたヤツがいたそうな。 | |||
| 大正デモクラシーの親戚って変な日本語ですね。 | |||
| でも、なんとなく伝わりますけどね。 | |||
| ある会社の入社試験の常識問題で、「金色夜叉」の読み方と意味を書けという問題が出て、ある受験者が、「きんいろよるまた」と読んで、意味は、「夜に舞うストリッパーがはいている金色のさるまた」と答えたそうです。 | |||
| それは相当なボケだな! さては、ある受験者っておまえだな。 | |||
| 違います! | |||
| チラッ。 | |||
| 私でもないですよ! |
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