地図よもやま話
第22話 アドレスマッチング
| アドレスマッチングって知ってますか? | |
| な、な、何だよいきなり。アドレスマッチングだとぉ? えーと・・・・その・・・・あのー・・・・・ちょっと待ッチング。 | |
| いやあ、さすが課長ですね。自分の知らないことを聞かれても、さりげないジョークで切り抜ける。さすがです。 | |
| そ、そ、そうかなあ。 | |
| すばらしいですね。ウィットの固まりって感じですよね。 | |
| いやあ、それほどでも・・・。 | |
| さてと、冗談はさておき・・・ | |
| じょ、じょ、冗談だったの? | |
| アドレスマッチングはGISを導入するときの基本事項ですよ。 | |
| え?でも、GISのカタログとかに書いてないよな。 | |
| カタログはGISの機能や応用例などが中心ですよね。アドレスマッチングは、主に導入時にするものですから。。 | |
| なんで導入時にする基本事項を書かないんだよ。 | |
| まじめにやると結構コストがかかるし、かといって完璧に出来ないし、下手すると導入コストがかかりすぎてお客さんを失いかねないので、あまり大きな声で言わないんじゃないですかね。 | |
| なにぃ! そんなん大きな声で言ってもらわんと困るやんけ。で、そのアドレスマッチングって何なんだ? | |
| 簡単に言うと、空間に関するテキストデータを座標に変換することです。 | |
| はあ?何のこっちゃ。ちっとも簡単じゃないぞ。君は、簡単なことを難しく言う天才だな。 | |
| 何すか、それは。 | |
| なんで、そんな事しないといけないんだ? | |
| 例えば、顧客のデータベースがあって、それを地図上に表示させたいとします。データベースには住所が入ってますが、住所のような文字データだと場所が分からないんです。 | |
| 住所が分かれば場所は分かるやんけ。 | |
| GISでの表示は座標がないとできないんです。でも、顧客のデータベースには緯度経度のような座標は通常入ってないですよね。そこで住所のデータから座標を求めるのがアドレスマッチングです。 | |
| そんなんそんなに難しいことなのか? | |
| 日本は欧米と違って住所体系が複雑ですからね。欧米だと、例えば道路に沿って左が奇数、右が偶数で順番に家の番号がつくというような規則性があるんです。でも日本の場合は、規則があるようなないような一貫性のとれてない形になっています。 | |
| そういえば、前に住所を頼りに客先を探していて、そこは一丁目6番だったんだけど4番、5番と通って次のブロックかと思ったら、突如8番とかになって途方に暮れたことがあった。6番はどこへ行ったんだぁーーーーー。 | |
| そう。そういう風に規則性がないから困るんですよ。 | |
| 規則性がないものをどうやってコンピュータで処理するんだ? | |
| 住所と座標値の対応表を作るしかないんですよ。 | |
| ええっ? うそぉ。日本全国でそんなん作ったら大変やんけ。 | |
| だから大変なんですよ。でも、国でも民間でもかなり整備が進んできて、都市部だと家一軒までのアドレスマッチングが出来るようになってきています。 | |
| ちなみにその対応表の座標値の数は全部で何点くらいあるの? | |
| 数千万・・・・ | |
| がーーーーーーーーん! そんなに!?でも、まあ一度作ったら終わりだからな。 | |
| そうでもないですよ。住居表示の変更とか多々ありますし。市町村レベルでも近いところで、さいたま市ができたり、西東京市ができたりしましたよね。 | |
| そうか。市のレベルでも合併とかあるよなぁ。そういう変更に対応しないといけないんだ。 | |
| ね。 大変さが分かるでしょ。 | |
| う〜ん。 | |
| でも、大変なのはこれだけじゃないんです。 | |
| え?まだ何かあるのか? | |
| まだまだでっせ。 | |
| もう聞きたくない。 | |
| いやいや。ちゃんと聞いて分かってもらわないと。 | |
| えーーー。今日は疲れたから、ちょっと待ッチング。 | |
| また、ジョークで切りぬけようと・・・ | |
| すばらしいですね。脂肪の固まりって感じですね。 | |
| なんだとぉ! | |
| ウィットの固まりの間違いでした。体格を見てるとつい・・・ | |
| ・・・・・・・ |
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