地図よもやま話
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第4話 星とGPS

水田課長 そうか・・・巨乳だったのか・・・・
安村主任 まだひきずっているんですか?
中山由美 え?何ですか?
水田課長 い、いや。なんでもない。ちょっと・・きょ・・・きょ・・巨乳の星!
中山由美 何ですか、それ?
水田課長 ちょっとした事で、すぐに目に涙をいっぱい浮かべて泣くひ弱な少女、「星ひよわ」が、厳格な母と巨乳養成ギブスを着けてトレーニングに励み、巨乳の星を目指すという感動の物語だ。
中山由美 へーえ。
安村主任 ウソっぱちだよ、う・そ。感心するなよな。どうせ、今思いついたんでしょう。
水田課長 あれ、何で分かったの。構想10秒。
中山由美 10秒でよくそこまで思いつきますね。ところで、星といえばこの間、伊能忠敬のドラマをやってましたが、測量に星も使ってたんですね。
安村主任 そうそう。今だと、GPSという人工の星を使って測量してるね。
中山由美 GPSといえば、今年5月にSAが解除されましたよね。
安村主任 そう。精度が10倍上がったよね。
水田課長 ・・・・・・・GPSって何だ?
中山由美 人工衛星を使った測位の仕組みです。GPS衛星からの電波を受信機で受けて自分の位置が分かるんですよ。元々は軍事用だったんですが、以前から民間にも開放されていて、カーナビなどで使われています。
水田課長 ん?なんで人工衛星で自分の位置が分かるんだ?
安村主任 電波が衛星を出てから受信機につくまでの時間が分かって、電波の速さは一定(光速)ですから衛星から受信機までの距離が計算できますよね。だから、受信機は衛星を中心としてその距離を半径とする球面上にあります。こうして捕捉した衛星のいくつかで球面を求めて球面同士の交点を求めると、自分の位置がわかります。
水田課長 ・・???!!???・・・・日本語でしゃべれよ。
安村主任 全部日本語じゃないですか。
水田課長 さっぱり分からん。
安村主任 では、簡単に考えるために二次元にしましょう。衛星1から受信機までの距離をR1、衛星1からの距離をR2として、それぞれの衛星の位置を中心とする半径R1とR2の円を描くと・・・・・こらあ!寝るな!
水田課長 ・・ハッ。なんか悪い夢を見ていたような気がする。
中山由美 ところで、SAが解除されたというので自宅の近くで測位してみたら、すごいですよ。衛星が5個ほどつかまって、1mくらいの誤差しかありませんでした。
水田課長 なんで自宅でやったの?
中山由美 会社のような都心だと、ビルで電波が反射してうまく測位できないんですよ。
水田課長 ふーん。
安村主任 でも最新の機種だと感度が上がって都心でも使えるみたいよ。
中山由美 あ。それ欲しい。
安村主任 まだ試作品だから売ってないよ。
中山由美 課長、メーカーの人に借りてきてくださいよ。
安村主任 課長はメーカーをたくさん知っているから、太いパイプを持ってますよね。
水田課長 なにぃ。課長は目方がたくさんあるから、太いパンツを持っているだとぉ。失礼な。
安村主任 よくそんな、うまいこと聞き間違えますね。
水田課長 日頃の湯麺だ。
安村主任 湯麺じゃなくて鍛錬でしょ。
中山由美 どういう湯麺をしたら、うまく聞き間違えられるようになるんですか?
安村主任 だから湯麺じゃなくて鍛錬やっちゅうの!
第5話へつづく  
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